MiniGarden
今回は、ミニガーデンをご紹介します。
元々は庭面積の50%がコンクリートで覆われており、残りの50%に土の面積がありました。外周はブロック&メッシュフェンスと一般的。 その他潮風と塩分、強風、シロアリ、とクリアしなければならない問題も多数あります。
これらの環境下で、ビオトープと庭の融合実験を優先課題としています。
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ビオトープと自然観察を通じ、自然の情愛や情操教育等に有効であることが知られているものの、実現するには、難しく考えてしまう事があります。では、簡単にとも思うのですが、確かに濁った水質では、美意識的に快適とはいえません。
季節の表情を水面に映し、世俗を忘れ、癒しを感じ、自然と調和
すること。日本庭園、中でも茶庭が世界的に類に見ない造園技術を
有しておりました。縮景それは自然の縮図で有様だけでなく、要素に
至るまで、難しく考えずに、自然と対話することで庭作りに活かされて
きました。 今回は坪庭単位で、水景デザインや生態環境の再現を
中心に作庭しました。 尚、当案件が完成し、開発した技術を徳島にも
デザイン・設計してまいりました。
WOOD DECK ~現状からのアウトラインを変える。
上記にも記しました通り、
庭面積の50%がコンクリート土間、50%が真砂土仕様になっており、
センターで分離していました。
今回は、小さいながらにも統一感を優先する為に建物外壁に添って
ウッドデッキの一部を延長し、L型になりました。
延長されたデッキと緑のコントラストが優しく馴染み、動線確保ができています。

蝋燭ランプを吊るし、
屋外の居心地を向上し、
滞在時間を延ばす事、
窓景のみならず、
体感できる計画です。

コンクリート土間よりもワイド寸法を
20センチ拡大したため、
テーブル配置が対角に使えるように
なりました。。

境界ブロックからは少し離して、
アクセントをつけると、より一層、
デッキらしさが膨らみます。
写真撮影は冬。
青々としていた芝生は休眠期の姿。
今年の春には爽やかな状態に戻ります。
水質はご覧の通り、水温低下の為、微生物の活性が低く
珪藻が伺えます。透明度はステイン以上で、クリアーです。
●ちょっとした、Q&A
G夏は濁るのでは?
A夏は、植物プランクトンも活性化されるのですが、
植物プランクトンを食する貝やエビたち、細菌(バクテ
リア)も 活性されてきますので、透明度は維持します。
尚、活性化された 生物は水質を酸化させ、亜硝酸値が
高まりますので、さし水が必要です。
画像中央付近の岩影には、クロメダカが潜んでいます。
その他、季節によっては、カニが訪れ、草陰からこちらの
様子を伺っています。
水の「よどみ」と、水の「ヨレ」、「アウトサイドベンド」の
水のあたり具合も肝心。
ボディーウォーター部分にはコケ類の植物を配置。
エビや幼魚の隠れ場になります。その他、カラス等の
鳥が訪れた時も潜んでいるようです。
尚、網等の鳥よけは程しません。あくまでも生存競争
は邪魔しません。
ですが、バランスが崩れる程の食害が発生した場合
はメンテナンスが必要ですが、現時点まで被害はあ
りません。
ボディーウォーターへの流れ込み部分。
魚は常に上流を意識しています。
時に餌になる虫や、投餌を瞬時に認識し捕食します。
餌の与え過ぎは生態環境を狂わせるだけでなく、
水質保全にも影響してきます。
近づき過ぎない事も、自然庭園の管理の仕方の一部です。
小川のほとりに植えられたフェイジョア。
落葉した葉は生き物達の住処。
定期的に軽い掃除をしているだけで、美観は保てます。
又、人の目線から見ても植物の存在は、造形に対する
ラッピングの様なもので、立体構造が生態をも大きく支
えます。
ローズマリーとワイヤープランツの混栽。
カニやザリガニ等の住処になっています。
去年はトカゲが産卵し、かわいいベビー達が愛らしい
姿を披露していました。
また、このトカゲは、クモなどの虫を食し、バランスに
参加しています。
デッキライト(LED) を埋め込み暗闇にポイントマーカーを。
好みにより、この様なアクセントは異素材による変化として、人の目に映ります。
自然庭園と人の居住空間の融合が最大の目的で、ライティングは人が屋外で
活動できる時間を提供してくれます。
また次回にライティングに関する案件をご紹介させて頂ければと思います。

2Fベランダからの眺望。
デッキと庭のシェアリングは
今回この様になりました。

冬支度ができた
ブルーベリー
今年は紅葉も楽しませてくれました。
